たま咲雑記

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【テキスト2倍ポケカ】三神アクジキングワンショット【ぽけっち駒場祭】

こんにちは。たま咲です。今回はぽけっち駒場祭2日目の企画、「テキスト2倍ポケカやってみた!」で使ったデッキを紹介したいと思います。まだご覧になっていない方や、もう一度見返したい方は以下のページよりご覧になれますのでぜひ。

(アーカイブ出たらリンク追加します)

 

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サムネ

 

 

・事前の環境予想

 まず、このルールでトップメタになるであろうと予想したのは以下の3つのデッキタイプです。

・サイドを誤魔化すデッキ、特にオルジェネでサイドを追加で2枚取れるようになる三神と、カオスオーダーでサイドを4枚一気に取れるアゴアクジが特に強力

・2倍溶接工と火打石や巨大なカマド、炎の結晶でエネ加速とリソース確保がより容易に、安定して行える小ズガ

・上2つ、特にサイドをズガドーンGX以外では誤魔化せず、またデッキからカードを大量に手札に引き込み山札が薄くなりがちな小ズガに対して、2倍呪いのスコップや2倍ダーティーワークなどで山札を削りLO勝ちを狙えるLOデッキ

 

 特に一番上のアゴアクジは2倍ビーストリングでエネ加速が安定して、かつ容易に行える上に2倍ビーストエネルギーをつけることでジェットピアスのダメージも240まで上げられ、多くのGX、Vをワンパンしてイージーウィンが取れるようになっており、これがトップメタであろうと考えました。

 

・デッキ選択経緯

 先ほどの事前メタゲーム予想では3つのデッキが強力だと予想しましたが、あくまでこれは自分の中での考察で、他の人がどのようなデッキを選択してくるか分からなかったので、オルタージェネシスさえ宣言できればどのデッキに対してもある程度有利に戦える三神を使うことを決めました。

 ただ、「オルタージェネシスを宣言できれば」と書いたようにできるだけ早いターン、後1または先2で宣言できないと、いくらオルタージェネシスでサイドを誤魔化せるとはいえ宣言するターンは相手にダメージを与えることなくターンを終えてしまうので、最速で追加効果ありオルタージェネシスを宣言するための鋼水水エネルギーをバトル場の三神に供給する必要があります。鋼にはメタルソーサーがありますが、水には1ターン目から使える有効なエネルギー加速手段がなくどうしたものかと頭を抱えていたのですが、ふとかつて三鳥フェロマッシというデッキがあったことを思い出しました。

 このデッキはムウマージのふしぎなことづけを2回使用して相手のサイドを4枚まで減らしたあと、フェロマッシにビーストリングを使ってフェロマッシに三鳥が攻撃するために必要なエネルギーを溜め、それをタッグスイッチで三鳥に付け替えて早いターンに追加効果スカイレジェンドGXで相手のポケモンを一気にきぜつさせて勝つというデッキでした。テキスト2倍ポケカではビーストリングを使うために相手のサイドを減らす必要がなく、1ターン目から使うことができ、さらにビーストリング1回で4枚加速し、タッグスイッチ1回でその4枚を付け替えられ、オルタージェネシスを宣言するためのエネルギーを一気に供給できます。また、三鳥フェロマッシの方は三鳥とフェロマッシともに特性を持っておらず、デッキ内の特性を持つポケモンが自身の効果できぜつするムウマージだけなのでエンジンとしてブルーの探索が採用されていましたが、今回も三神が特性を持っていないのでブルーの探索により一気に必須パーツをサーチして安定してオルタージェネシスの宣言を行うことができます。

 また、今回はメインアタッカーとしてアクジキングを採用しました。

 

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 アクジキングはビーストリングでエネルギーを加速でき、三神のアルティメットレイに1ターンを使わなくていいことに加え、効果で相手をきぜつさせるとサイドを追加で2枚取れるので相手のGX、VをきぜつさせるとGX、Vをきぜつさせた時の2枚 + オルタージェネシスの効果で2枚 + レッドバイキングの効果で追加2枚で一気にサイドを6枚とって勝てるという点が強力だと思い採用しました。

 ただ、このデッキタイプは確かに多くのデッキに有利を取れるのですが、障壁となるのはアゴアクジ単デッキです。アゴアクジは自身の特性やグレートポーションなどによりHPを回復してアルティメットレイ+レッドバイキングの2パンから逃れることができ、相手側はカオスオーダー+こちらのタッグを2パンで勝つことができるのでかなり不利を取ってしまいます。

 このアゴアクジ単に抗うために必要なのは

アゴアクジをワンパンできる火力があり、アゴアクジにワンパンされないか非V、GXで倒されてもサイドを1枚しか取られない

という要素があればいいのですか、いくら2倍ポケカと言ったってそんな都合のいいカードは...

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いた!

エレガントソール190 + オルタージェネシス30 + ビーストエネルギー60 =280

でちょうどアゴアクジをワンパンでき、ビーストエネルギージェットピアスも耐えることができるまさにアゴアクジ対策にぴったりのポケモンで、かつ自身は前述のようにデッキのメインギミックに組み込まれているので、デッキ内に不純物をいれる必要がなくまさに完璧な解答だと思います。

・デッキ紹介

 というわけで完成したデッキがこちらです。

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 では各カードの採用理由をざっくり説明していきます。

・三神 3...デッキコンセプト。サイドに2枚落ちると困るし、三神でスタートできると嬉しいので多めに3枚採用。

・フェロマッシ 3...デッキコンセプトその2。ビーストリングの当て先になるタッグチームで、特性を持たない唯一のカード。テキスト2倍にするとビーストリングで2体に4枚ずつ付けられるので被っても美味しいし、むしろありがたいのでこちらも多めに3枚採用。

・ヤミバンギ 1...サブアタッカー。要求エネルギーは多いがグリードクラッシュで相手のGXをきぜつさせるとアクジキングと同様に一気にサイドを6枚とって勝て、アクジキングと同じ悪タイプなので採用。オルタージェネシスを使ったあとだとグリードクラッシュの打点が240まで伸び、アクジキングで届かないGXも処理できるので優秀。

アクジキング 2...メインアタッカー。メインアタッカーではあるがこのデッキの特性上ほとんどアクジキングで1回しか攻撃しない、また、スタートすると嬉しくないので2枚の採用に止めました。

・タッグコール 4...メインギミックにタッグが使われるのでもちろん採用。これ1枚で三神とビーストリングの当て先になるフェロマッシ2枚、そしてドロソになるシロカトやグズハラに触れるのは流石に強い。

・クイックボール 3...採用されているポケモンが全てたねポケモンなので採用。アクジキングはこのカードでしかサーチできないので多めに採用。

・ポケギア3.0 4...ブルー型のお供。2倍ポケカでは上から14枚も見ることができるのでほぼ確実にブルーに触ることができる。

・ビーストリング 4...メインギミック。必須パーツなので減らす理由もないので4投。

・タッグスイッチ 3...メインギミック。これでビーストリングでフェロマッシに付けたエネルギーを三神に供給する。ブルーで容易にサーチでき、ビーストリングと違い何もない盤面では使えないカードなので4枚目は採用せず。

・ダートじてんしゃ 2...使えば手札が増えるグッズで、ブルー型の弱点である手札枯渇への対策。一度オルタージェネシスを宣言した後だと不要なカードが多いのでトラッシュも気にならないと思いジャッジマンホイッスルではなくこちらを採用。

・ふうせん 2...付ければ全員にげるが0になる。三神をバトル場に出す時とアクジキングをバトル場に出す時の2回使うので2枚採用。

・げんきのハチマキ 1...オルタージェネシス後グリードクラッシュが150ダメージでビーストエネルギーがないとデデンネGXですらワンパンできなくなってしまうので打点調整のために採用。同型相手にはオルタージェネシス後グリードクラッシュがげんきのハチマキ付きだと打点が260まで伸び、相手のフェロマッシがワンパンできるようになるのも大きい。

・エネルギーつけかえ 1...初手でタッグコールが引けず、場にフェロマッシがなくアクジキングしかない場面でもビーストリングでエネルギーを付けたアクジキングからこのカードでエネルギーを2枚つけかえ、手貼りで水または鋼をつけるとオルタージェネシスが宣言できるようになるので採用。この他にも終盤でアクジキングからヤミバンギや別のアクジキングへエネルギーを移すこともできる。

・ツールスクラッパー 1...大きなおまもりやメタルゴーグル、鋼鉄のフライパンなど確定数をずらすポケモンの道具をトラッシュでき、アクジキングによるワンショットプランを通しやすくなります。

・ブルーの探索 4...テキスト2倍ポケカ屈指の壊れカード。デッキから必要なグッズをまとめてサーチできる他、ドロソとなるローズタワーや次の番に使うボスの指令もサーチできるなど器用な動きも可能になります。

・シロナ&カトレア 1...タッグコールでサーチできるドロソ。テキスト2倍により6枚も引けるのでドロソとしては十分。

グズマ&ハラ 1...手札コストが4枚になって使い勝手はもとより落ちるものの、減った手札はサーチできるローズタワーにより回復できるので案外コストは気にならない。ビーストエネルギーをサーチできる貴重なカード。

・ボスの指令 1...相手のデデンネGXを呼び出してレッドバイキングできぜつさせて勝ち。正直1枚では足りなかったのでエネルギーを減らしてもう1枚採用するべきだったと思います。

・ローズタワー 2...ナイトアセット内臓スタジアム。基本相手はデデンネGXやクロバットV、その他ドローできるサポートで手札が6枚以上になることが多いと思ったので恩恵を一方的に得ることができる場面が多いと思い採用。

・ビーストエネルギー♢ 1...強すぎ。問答無用で採用。

・オーロラエネルギー 1...手札コストが重いものの手札はローズタワーで回復でき、またこのカードによりビーストエネルギーがサイドに落ちてもフェロマッシで攻撃できるようになったり、ヤミバンギの攻撃に必要なエネルギーを確保しやすくなります。

・悪エネ 8、水エネ 4、鋼エネ 2...枚数配分は適当。ただエネルギーが足りないという場面がなかったので多すぎるかたまたまちょうどいい配分だったかのどちらかです。

・立ち回りなど

 基本的には後攻を取って、ブルーの探索でタッグコール、ビーストリング、タッグスイッチと、もし三神がバトル場にいないならふうせんをサーチしてタッグコールでフェロマッシを展開してビーストリングでエネ加速、タッグスイッチで三神に鋼水水を供給して三神をバトル場に出してオルタージェネシスを宣言。返しのターンにブルーの探索やクイックボールを駆使してアクジキングやヤミバンギを出し、タッグスイッチでエネルギーを付けて相手のGX、Vをきぜつさせてサイドを一気に6枚取って勝利です。展開がブルーの探索でほぼ完結できるのでかなり安定して展開できます。

 また、相手が非GX、Vのデッキ、特に小ズガの場合でアクジキングによるワンショットプランが取れない場合は、後1または先2でオルタージェネシスではなくいきなりアクジキングで攻撃してサイドを3枚とり、次のターンにビーストエネルギーとげんきのハチマキを付けたフェロマッシのビーストゲームでサイドを3枚とって勝つプランを取り、相手の高火力により自分のタッグが2体ワンパンされて負けるより先にサイドを取り切ることができます。

 そして、前述のように相手がアゴアクジ単の場合はオルタージェネシスを宣言した後、フェロマッシにビーストエネルギーを付けるとエレガントソールでアゴアクジがワンパンできるようになります。ですのでオルタージェネシスを宣言した次のターンにグズマ&ハラを使ってビーストエネルギーをサーチできるように意識して立ち回る必要があります。